朝7:00。チャイムの音で起床。布団を畳み、通気口を全開にし室内をサッとホウキで掃き洗面を済ませる。その内に「点検用意!」の号令の放送が入るので居室の指定の位置に座って待つ。担当の刑務官が回り、自分の部屋の番で称呼番号を言い全体が終わるのを待つ。そして朝食の配当。朝食は麦飯、わさび味ふりかけ、豆腐と油揚げの味噌汁。「空下げ」の放送が入り、食べ終えた丼ぶりの回収。んでハミガキ。
平日は「願い事」と「物品購入」がある。この際に生活の中での質問や消耗品の補充などをお願いする。今日は手紙をお願いした。洗濯物の回収日なので専用のネットに入れて出す。(Tシャツ、パンツ、靴下のみ)「ゴミ上げ」があり、居室のゴミを分別して捨てる。
9:45から15分間は室内体操の時間。この時期の居室内はかなり寒いので、冷えきった体をほぐすべく、みっちり柔軟体操を行う。しっかりやると汗が滲む。それが終わるとお湯の配当がある。希望者は報知器を押して知らせるとお湯がもらえる。僕は毎回希望して、インスタントコーヒーにお湯を入れ一服している。洗濯物が返ってきたので、ハンガーにかけて干す。
11:50昼食。昼食は麦飯、ひじき煮、メンチカツ、ソース、コンソメスープ。「空下げ」を終え、12:00からはニュースがラジオで流れ、2:45まで午睡の時間。この時間に寝ると夜眠れなくなるので、ひたすら読書をしている。2:45でチャイムが鳴り、午後の室内体操→お湯の配当。
16:00夕食。夕食は麦飯、キーマカレー、福神漬け、クリームスープ。夕食後、朝同様の点検を済ませ、17:00から仮就寝となり布団が敷ける。本就寝の21:00までひたすら色んなラジオが流れているので、それを聞きながら1日を終える。受刑者と違って未決囚の僕達はTVは見れないがコーヒー以外にもお菓子や調味料が買えたりと以外と自由があったりもする。ここに来て3ヶ月以上が経ち、劣悪だった留置場では8ヶ月間生活してきたので、特に鬱になる事もなく、淡々とした日々を送っている。