リアル獄中記「ムショ活」

受刑者ブロガーJ。1993年生まれ、26歳。2019年2月に詐欺容疑で逮捕され、上野警察署から東京拘置所に移送された後、2020年2月に懲役の実刑判決を受け、現在福井刑務所に服役中。厳しい発信制限の中、娑婆に居る協力者の手を借り、獄中記ブログ「ムショ活」を毎日更新。

2/8(土曜)

f:id:j-realstory2019:20200302023226j:image

昨日は早めに床に着いたので体調も回復。朝は起床時間よりも早く目が覚めてしまった。

朝食は麦飯、たまご風ソース、きゅうりピリ辛漬け、もやしとキャベツの味噌汁。休日DAY!読まずに取っておいた百田尚樹の「偽善者たちへ」を読み始める。その内スポニチが配られたので読者は中断。スポニチを読み、室内ストレッチ。またスポニチに戻りナンプレを解く。そして読者の続き。

昼食はコッペパン、チョコレートスプレッド、QBBチーズ、ビーフシチュー、激甘コーヒー、(クラッカー)。今日もコーヒーは手を付けず。シチューは熱々で旨い。ちぎったチーズも良い感じに溶けて自弁のクラッカーにのせて食べる。ラジオが流れっぱなしで読書に集中出来ないので午睡の時間を使って横になる事に。暖かい毛布に包まっていたらいつの間にか眠ってしまっていた。起きたら福山雅治のラジオが流れていた。ちなみにこの毛布は差入れで友人にもらったもので、めちゃくちゃフカフカで暖かい。ここで支給される毛布は硬くて重くて薄っぺらいので、この毛布を入れてくれたおかげで生活の快適さが全然違う。未決の間は毛布以外にも掛け布団、敷布団、枕、座布団などの差入れも入る。勿論、差入れなどなくても全て貸し出しの物も使えるので生活には困らないのだが、生活の質は全然違う。僕には毎月のように面会に来てくれて、その都度差入れを入れてくれる心優しい友人達がいるので本当に助かっている。とてもありがたく感謝してもしきれない。室内ストレッチ。休日でお湯の配当はないのでコーヒーは飲めず。夕食前、母から手紙が届く。

夕食は麦飯、肉野菜あんかけ炒め、甘納豆、和風野菜スープ。母への返信を書き、封筒に入れる。月曜は日記をYさんに送り、火曜は祝日で送れないので発信は水曜かな。両親には今回の事で散々迷惑をかけてしまった。26にもなり本当に情けない。二度とこのような事が起きないようにしないといけない。点検を終え、17:00仮就寝。この時間に布団を敷いても眠れないので日記をつけたり居室内の掃き掃除をする。丸1日1度も出入りしてないのにゴミが出てくるのは不思議だ。独居はこうして自分のタイミングで掃除が出来るが、雑居は房長が全て決めるので細かい房長だと大変らしい。以前裁判所の待機室で一緒になった人の話だと、房長がとても厳しく掃除をしても中々OKがもらえず1時間近く居室の至る所を掃除させられたのだとか。誰と同じ居室になるかは運なので外れると大変だ。刑務所で雑居になる事を考えると少し不安だ。