やぁ兄弟!今日も曇天空の中、朝運動に出て来たよ。だいぶ暖かかったから過ごしやすかったけどな。房に戻ったらクリスタルケイの「恋におちて」が流れててさ、凄い懐かしいなーと思って聞いてたんだけどさ、サビの「心から心から想う君が大切な物はなんですか」ってフレーズ聴いてスゲーストレートな質問だなと思ったんだよ。これは恋の歌なんだろうけど普段自分が心から大切に想ってる物なんて考えないじゃん。なんかふと考えちまったよ。別に病んでる訳じゃないぞ!(笑)中居ると、娑婆の日常生活じゃ完全にスルーしちゃうような事とかも一々考えちゃうんだよな。時間あるから。おかげで気付く事がめちゃくちゃ多いんだけどさ。ふとそれってなんか哲学的だなって思ってさ。哲学ってさ、簡単に言うと人がどうでもいいと思って捨てちゃうような物を一つ一つ拾って考えていく作業なワケじゃん?だから俺はここ1年間哲学的な毎日を送ってるんだぞ!それって何かカッコ良くない?(笑)せっかく途中まで良い話に持っていけそうだったのに最後にアホ丸出しになっちまったよ。(笑)
そういえば昨日書いた「告発」って本やっと読み終わったんだけどさ。この著者の女性「恋におちて」のサビじゃないけど、自分の心の中の大切な物を金の為に捨てちゃってさ、苦しい想いをしてたよ。元々はオバマ選挙のボランティアとかしてた女性で民主主義者なんだよ。でも選挙コンサル会社のCEOと出会ってその時金に困ってたから、とりあえずその会社に入っちゃってさ。入っちゃうって言い方したのは、そのコンサル会社はオバマの民主党じゃなくてトランプの保守党とビジネスしててさ。トランプなんか協力したくないからって米国の選挙以外のプロジェクトばっかやってたんだけどさ、気付いたらずるずるトランプの選挙にも参加する様になっちゃうんだよな。論理感押さえつけて金の為だの何だのって色んな理由作って自分を正当化してさ。で、コンサル会社の活躍もあってトランプ政権は誕生しちゃう訳なんだけど。だけどその選挙コンサルのやり方がかなりグレーなやり方してた所もあってICOだの連邦捜査局だの動き始めちゃってさ。んで著者にまでメディアが押し寄せて来る大事になっちゃうんだよ。で彼女は元々無理して仕事してたワケだから、そんな大事になっちゃうともう自分を正当化できなくなっちゃってさ、そのタイミングで全て暴露、いわゆる内部告発しちゃったって話だ。でこの問題になった選挙コンサルのやり方にFacebookが絡んでくんだよ。Facebookが何億人って個人データをダダ漏れさせててさ、それでコンサル会社が不正に取得して昨日言ったみたいに洗脳に使ってたワケよ。マークザッカーバーグ(FB CEO)はシステムの欠陥を申告されたらしいんだよ。それでも会社を大きくする為、成功させる為にシカトし続けてさ、言ってしまえば悪用される事を黙認してたって事だな。それがトランプ政権誕生と同時に公になって大問題になったんだと。
俺的にまとめると、人権を無視したビジネスオタクvsリベラルの人権派って構図だな。成功する為なら何だって出来る奴と、成功よりも大切な物を優先する奴と。果たして兄弟はどっちだい?俺はさ、正直どっちの気持ちも分かるんだよなぁ。普通に考えれば当たり前に後者じゃん?俺もパッと考えると後者なんだよ。でもさ、今回俺がやった事って明らかに前者なんだよなぁ。完全に私利私欲のどうしようもない行為なんだけださ。それを選択してしまった自分が居た事を考えると世の中には案外居るんじゃないかなって思うんだよな。俺みたいに明らかに犯罪の場合はこうして捕まって考え直す事ができるけどさ、この人達みたいにうまい具合に堂々とビジネスできるパターンもあって、そうなると捕まるまではいかないじゃん?現にこのコンサル会社はこの問題で会社潰してるんだけどCEOは別でまた同じ様なやり口でビジネスしてるらしくてさ。そうなっちゃうと一生気付かない可能性あるよな。中々難しい問題だよ。ちなみに俺はこの著者の女性が全て正しいと言ってるワケではないぞ。彼女の言い分にも都合良すぎないか?って思う所はあるんだけどさ、結果的に良心に逆らう事は出来ないんだよな。て思ってさ。そう考えると俺はパクられて良かったよ。そう考えなくてもパクられて良かったって思う事いっぱいあるし。
何か途中から話ゴタゴタしちょったけど何が言いたいかっていうと“自分の心の中にある大切な物は大事にしてくれよ!”って話。人が一番辛いって感じる時って周りに責められた時ではなく周りを裏切ってしまった時でもなく、自分自身の価値を疑う状況に追い込まれた時なんだよ。怒られた時とか期待に応えられなかった時も確かに辛いし苦しいんだけどさ、そいつらってあくまでも自分の評価を下げる導入にすぎなくて、本当に辛いのって自分で自分を認めてあげられなくなった時なんだよな。で、そうなる時って大体自分の信念に反する事やっちまっててさ。何でこんな話するのかって言うと今回俺がそうだったからなんだよ。この本を読んでスゲー自分に似てんなーって思ったんだよな。悪い事して金稼いでもちっとも嬉しくなくてさ、毎日ジリジリ削られて行くのが分かるんだよ。それがまたスゲー苦しくてさ。今思い返せば俺あん時軽く鬱だったと思うよ。捕まってかなり心軽くなったもんな。あの辛さは友達には絶対味わって欲しくないよ。だからさ、信念には誠実に生きてくれよ。もし道に迷ったら自分がカッコ良いと思う道を選べば間違いないよ。どんなに険しくてもその道はきっと明るい!と、これがこの1年哲学者として生きる俺の思想だ!(笑)
どうだい?この数日の俺の小話は楽しんでもらえるかい?こちらはすっかり文筆家気分だよ。という訳で、本日もご愛読頂きありがとうございます。また明日も宜しくお願い致します。