リアル獄中記「ムショ活」

受刑者ブロガーJ。1993年生まれ、26歳。2019年2月に詐欺容疑で逮捕され、上野警察署から東京拘置所に移送された後、2020年2月に懲役の実刑判決を受け、現在福井刑務所に服役中。厳しい発信制限の中、娑婆に居る協力者の手を借り、獄中記ブログ「ムショ活」を毎日更新。

2/26(水曜)※受刑者となった日

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とうとうその日がやってきた。

起床後すぐに担当職員が部屋に来て今日から受刑者になる事を伝えられる。なので急いで自分の荷物をキャリーケースに詰め込む。入りきらない荷物は大きめのダンボールに入れる。手紙は書いてあるもののみ送れるというので昨日書いた手紙をYさんに発信。今後はどうなるのだろう…。朝食を食べ終えてすぐにお迎えが来る。忘れ物の確認をし、荷物を台車に乗せていざ、移動!1階に行きここからは分類作業。受刑者となると今までのほとんどの物は使えなくなるのでそれらの仕分け。質問を受け、自分の満期出所日も伝えられる。満期日は令和8年6月30日!6年4ヶ月後だ。優しい担当さんに「これより前にちゃんと仮釈もらって出るんだぞ!」と声をかけてもらう。頑張ります!諸々終えていよいよ受刑者の棟へ。受刑者となったので職員の自分達に対する態度も変わり、かなりピリピリしている。身体、荷物検査を受け、部屋に入れられる。今日から4人部屋となった。挨拶を済ませ、受刑者らしく早速作業に。紙袋にヒモを通す作業。10分くらいやってすぐ昼食。

食後呼び出しがかかり違う部屋に行き身上などの記入をし、簡単なテストを受ける。数学の連立方程式の問題なども出てビックリ。後半は心理テストのようなものもあった。このテストがこれからの刑務所や着く仕事などに影響するのだろう。全て書き終え居室に戻りまた作業に。単調な作業ではあるが緊張のせいかあっという間に終了となった。んで夕食。雑居は色んなルールがあり、食事の前にはみんなで掃除をし、食事は居室内で人数分に振り分けたりと、スピーディーにこなさないと皆に迷惑をかけてしまうので大変だ。今日は新人という事で見学させてもらったが明日からは動く事になる。点検を済ませて仮就寝17:00で布団を敷く。雑居ではこんなに早く敷くのか!洗面なども済ませて自由時間。17:00〜のラジオは今までと一緒だ。ラジオを聞き、お茶を飲みながらこの日記を書いている。なんだか1日バタバタであっという間に過ぎた。受刑者になった事で面会は家族のみ、手紙の発信は登録した人のみにしか出せなくなった。通数は週に1度、7枚まで。本を読んだ感想などはしばらく書けなくなるかもな…。そしてYさんを登録せねば。自分の本、手紙、ノートは検閲に回っているので情報が分からない。検閲から戻ってきたらすぐに登録しよう。雑居は少し不安だったが、日記も書く時間ありそうだし、部屋の人達も良い人達なのでちょっと安心。後は夜寝れるかなー。