リアル獄中記「ムショ活」

受刑者ブロガーJ。1993年生まれ、26歳。2019年2月に詐欺容疑で逮捕され、上野警察署から東京拘置所に移送された後、2020年2月に懲役の実刑判決を受け、現在福井刑務所に服役中。厳しい発信制限の中、娑婆に居る協力者の手を借り、獄中記ブログ「ムショ活」を毎日更新。

3/5(木曜)

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朝食を食べ今日も昨日と同じ作業。枕カバー、シーツ、襟布の交換があった。10時過ぎに運動に出る。今日は快晴なのに屋根のせいで全く日に当たらず…。ストレッチをして軽く歩く。昨日入ってきたおじさんは外に出ると鼻水が止まらなくなってしまうらしく運動は辞退していた。運動に出ないと作業は続けないといけないので出れないのは可哀想だ。昼食後、肌着、メリヤス、舎房着の交換があった。ちなみに肌着(Tシャツ、パンツ)は毎日着替えがある。メリヤスと舎房着は週に1回?かな。2:45室内体操以外終業時間までノンストップで作業。てか室内体操の時、なんか短いなーと思っていたら未決の時の15分から10分に短くなっているらしい。なるほどね。

夕食、点検を終え余暇時間。思えば作業が始まってから夜は毎日ぐっすり眠れている。単純作業とは言えずっと動きっぱなしなのと24時間周りに気を遣っているので気疲れ的なものもあるのだろうな。昨日は就寝時間前に寝落ちしてしまった。本読もうと思っていたのに…。そういえば今日また先週購入した本「宇宙開発の未来年表」が入ってきた。しばらく本買うのはやめよう。読売新聞を読む。夜になり、急に鼻水が止まらなくなり全く集中して読めず。なのでザッと読んで終了。覚醒剤でパクられた田代まさしの判決!懲役2年6ヶ月で1部執行猶予がついていた。昨日4日に判決を受けているので今はここ東拘のどこかに収容されているのだろう。それにしても初犯ではなく数回目の逮捕なのにも関わらず懲役実質2年って軽いよなー。まぁ薬物犯に関しては病気なので懲役じゃ治らないと思うけど。そう言えば留置場で一緒だった人が前に刑務所で田代まさしと一緒になったらしく全く辞める気なかったと言っていた。今の同居人の中にも覚醒剤で捕まっている人は居るが、めずらしくちゃんとやめたいと言っている人だ。今まで出会った薬物犯の人達は全くこりてない人が多いのでやめたい人には辛い環境だと思う。同居人も色んな人が薬物の話をするから頭から離れなくて大変ですって言ってたしなー。「また捕まっちゃったー」程度の人達が中で出会って娑婆で繋がってしまうのだから再犯率80%以上なのも分かるというか減らないのは当然だ。違う刑罰を考えないと一生減らないと思う。