リアル獄中記「ムショ活」

受刑者ブロガーJ。1993年生まれ、26歳。2019年2月に詐欺容疑で逮捕され、上野警察署から東京拘置所に移送された後、2020年2月に懲役の実刑判決を受け、現在福井刑務所に服役中。厳しい発信制限の中、娑婆に居る協力者の手を借り、獄中記ブログ「ムショ活」を毎日更新。

3/9(月曜)

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週が明け今日からまた作業。朝食を食べて作業開始。我が房は5人なので作業スピードも速い。というのも雑居房は大体4人なので他の居室よりも1人多い。なので5人になると近い内に誰かが移送になる可能性が高いということだ。本当は今日誰かが移送かもね!って話しをしていたけど声がかからなかったので明日来そうな予感。1番手、2番手は共に自分より6日早く今日で18日目。3番手の自分は12日目で4番手、5番手はまだ入って数日なので移送があるなら1〜3番手の誰かだ。午前10:00運動に出る。今日も4番手のおじさんは辞退したので4人で出る。爪を切りストレッチをして房に戻る。肌着の交換がありパンツとTシャツを着替える。パンツの中心部がまっ黄色なんだけど、これ絶対誰かションベンもらしたよなー。

昼食を挟み作業を続け2:45室内体操。今日もチラシのパック詰めの作業をしている。流れ作業でパック詰めをしているとなんか“ゾーン”に入る時があって尋常じゃないスピードで作業をこなせる時間帯がある。その事を皆に話すとめっちゃ共感してもらえた。集中して作業を行った後の疲労感ってめちゃくちゃ気持ち良いんだよなぁ。こんな事思える自分達って案外真面目だと思う。ちなみに5人いる内やる気満々なのは2人だけ。(勿論自分も含まれる)それでも2人でもやる気あると皆がそっちに引っ張られるから不思議だ。終業時間まで自分ともう1人のモチベーション高いおじさんの2人でペースを引っぱり、ひたすら作業をこなす。「作業止めー!!」の合図で完成品を数えると、なんと新記録!担当の刑務官もかなり満足そうだった。かなり疲労感はあるがストレスは一切ナシ!一生懸命働くと腹ペコになる。

夕食をガッツいて余暇時間。休み明けで頑張った事もあり17:00すでに眠い。布団だけ敷いて目覚ましに顔を洗い読売新聞を読む。無観客の大相撲の写真がすごい寂しい。昨日からの春場所中継のラジオも歓声が全くないので全然盛り上がらないけど、こんな状況じゃ仕方ないよね。就寝時間まで「スノーデン独白」をちょっと読んで今日も終了。今日は爆睡できそうだ!