今日で5月も終わり。
1ヶ月なんかあっという間に終わってしまう。
今月、洗濯工場の作業ではミシンやアイロンなど、新しい作業に触れスキルアップができた。
見城徹の「読書という荒野」を読んで人生観を見直す事もできた。
刑務所生活にも慣れ、少し心に余裕が出来た事で、自己を見つめながら過ごせた1ヶ月だったと思う。
嫌になる事やムカツク事もあったけど、女友達からの手紙で笑顔になり、友人を思い出してはスイッチが入った。
こんな所に居たって自分は周りの人達に生かされていて、エネルギーが枯渇することなどこれっぽっちも無い。
与えて貰ったエネルギーを次の誰かに与える為に、この閉鎖空間で闘い、鬱屈し、負の感情に捉われる事なく生きて行く。
自分に出来る事はそれくらいしかない。
「人は、自分が期待するほど自分のことを見ていてはくれないが、がっかりするほど見ていなくない」とは見城徹の言葉だ。
地獄で生き抜き、地上へ上がるまで、葛藤し、苦悩しながら、現実と格闘していきたいと思う。